高知拠点をきっかけに行政の方が興味を持ってくれ、いろんな話が舞い込んでくるようになりました。
先日は村で進めている五カ年計画の審査委員に任命されました。
第2期からの参加ということで「経緯わからねー💦」な状態でしたが、事前に調べて挑んだ甲斐もあり、何とか建設的な議論ができたのではないかと思っています。
農業、林業、移住、教育・・・、様々な取り組みにKPIが設定されており、進捗報告と推移予測、次の目標などが発表される場でもありました。人口わずか800人の村という事もあり歩みはどうしてもゆっくりになってしまいますが、いずれの取り組みも目標達成に向け好調でした。
審査会の最後にコメントを求められた際、思わず口に出た言葉があります。
会社経営でも複数の取り組みの全てが目標達成に向け、順調に進むケースは少ない。
大阪ではコーポレートサイトのリニューアルを目標にしていますが、もう1年半は何も進捗がありません(自分のターンでずっと止まってるわけですが)。高知の拠点でもまずは名刺を作ろう、自己紹介のリーフレットを作ろう、と話していますが業務が忙しく手を付けられていません。
“行政の取り組み”と聞くと「遅い」「進まない」印象を勝手に持っていたのですが、実際に内部からの見え方は全然違いました。もちろん、あくまで数字での報告なので僕の知らないトリックが働いてるのかもしれませんが、それは企業でも同じこと。報告の場では多少の色付けはするものです。
様々や役割を持った組織でメインの業務だけでも管理が難しく、絶対に忙しい。そんな中でも、中期計画に向け少しづつ前進させている。企業で考えても目を見張る成果だと思います。
また、審査会の中では「村民の意識醸成」も話題に上がりました。いわゆる自分ごと化してもらえるようにしよう、ということです。重ねて、情報発信については複数の取り組みの中で話題に上がりました。
情報発信を強化しよう。
内部の意識を醸成しよう。
企業も、地域も、広報活動を絡めたインナーブランディングがしたいんですね。
長丁場の審査会でしたが、普段仕事をしていると会社という限られた範囲で事の是非を判断してしまいますが、今回は違った角度から気づきを得られる良い機会となりました。
以前、スピッカートの細尾さんがこんなことを言っていました。
僕の場合は「細尾さんほど仕事に振ってないのでは?」な見解もあるかもしれませんが、自社の活動に精を出すのは前提として、メインストリームから少し外れた活動も経営者としては良い鍛錬なのかもしれません。
しかし。
高知に来ると、不思議と考えを整理したくなる衝動が起こるの何だろうか。実はここ数週間、流れ弾を食らうような事件があり、心が削られていたので良い気分転換にもなったように思います。
田舎だと情報量が少ない分色々考えたくなるのかな。もしくは普段が情報過多で思考停止してるのか・・・。
まぁ、シリアスな事は考えなくてもいっか。
ではまた👋